家具の基礎知識

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キッチンが狭くて作業スペースが無い。そんなお悩みを解決

キッチンが狭くて作業スペースが無い!そんなお悩みを解決!

料理の時には、たくさんの物を置くスペースが必要です。鍋、フライパン、まな板、調理器具、食材、調理中の食材を入れた皿・・
料理を作るにつれ、モノの置き場所がどんどん無くなってきてしまう。そんなストレスを抱えている方が多いのでは無いでしょうか。
ここでは、いくら有っても足りないキッチンの作業スペースを確保する工夫につき考えて行きたいと思います。

Solution1. 流し台の上に物を置かない!

流し台の上には調味料や瓶などをついついごちゃごちゃに置いてします方も多いのではないでしょうか。シンクの上に置きがちな
調味料等を置くスペースを、別に確保するだけでも作業スペースを結構広く取ることができます。


流し台の壁面に取り付ける事ができるスパイスラック等が市販されているので使い勝手の良い物を探して入手するのも良いかと思います。
壁面を収納スペースとして有効利用することで、流し台の上をまるまる作業スペースとして使える様になります。


私は流し台の壁に接する部分の段差になる部分に、木製の棚を自作し裏側に粘マグネットシートを貼り付けて、棚を取り付けてみました。
スパイス類が全てそこに収納できるので、流し台上を広く使うことができるようになりました。ただ一点注意点ですが、
流し台の材質がステンレスの場合この方法が有効ですが、アルミの場合もあります。事前にマグネットがつくかお試しください。


自作スパイスラック

Solution2. シンク上にカバーを付けて仮置きスペースとして有効利用

流し台のシンク部分に市販されているシンクカバーを取り付けると、料理中の仮置きスペースとして有効利用ができます。
市販されている物には、巻き取れるすのこ状のタイプや、スライドして幅を広げて丁度良い大きさに合わせる事ができるタイプ等、
様々なタイプの商品が有りますので、「シンクカバー」で検索して一番使い勝手が良い物をお選びください。

シンクカバー

Solution3. キッチンカウンターを導入!

流し台だけだと足りない作業スペース。それを根本解決するには作業スペースを増設する事です。キッチン空間に余裕が有れば
キッチンカウンターを設置する事をお薦めいたします。
キッチンカウンターのサイズは一般的に幅60cm、80cm、100cm、120cm等様々なサイズのものがありますので、空間に合わせて
丁度良いサイズをお選びください。

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▲ CREEVE 幅60cm

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▲ CREEVE 幅80cm

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▲ CREEVE 幅100cm

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▲ SPICE 幅120cm

  

背面が化粧仕上げになっているキッチンカウンターならば、流し台とダイニングの間仕切りとして使えます。
料理中に振り返ったところにカウンターが有るので作業効率大幅アップです。
また、キッチンとダイニングを分ける事ができるので、ダイニングキッチンがメリハリあるすっきりした空間になります。

キッチンカウンター背面化粧仕上げ

▲ LANE(レーン)キッチンカウンター(幅177cm×奥行45cm×高100cm)

Solution4. キッチンカウンターを置くスペースが無いときには

キッチンにキッチンカウンターを置くスペースが無い場合は、天板が畳める、バタフライ式でキッチンカウンターがお薦めです。
キャスター付きならば、普段は隅に置いておいて、使う時だけ作業場所まで運んでお使いいただけます。


COZY ROOM では普段は天板を折りたたんで15cmの隙間に収納できるオリジナルのバタフライ式カウンターを販売しています。
お陰様で多くのお客さまにお買い上げ頂き、ご好評を頂いております。天板をシンクに掛けて置く方式なので、正面の流し台に
向かって作業しつつ、横を向けば別の作業ができるので作業性が格段にアップします。 

クッキングアシスタント

▲ 折りたたみキッチン作業台 COOKING ASSISTANT 高さ85cmのシンク用

最後に・・

お料理中に作業スペースが足りないと結構ストレスを感じる物です。私は料理中に鍋を煮込む間に、必要が無くなったボールやまな板や
包丁を洗って場所を開けて・・と、段取り良く料理ができるように工夫するのも楽しんでいます。段取り良く料理が最後までできると
満足感が大きいです。もちろん、「おいしい」という言葉をもらう方が、嬉しさと達成感は断トツで大きいですが。


家具通販 COZY ROOM の 山本 がお送りしました。最後までお読みいただき本当にありがとうございました!

  

家具の構造材

▼【フラッシュ構造合板】

 天然木、又は MDF 、パーティクルボードの枠に合板、MDFなどの板を上下から張り合せた中空のボード。

 反りや歪みなどが生じにくく、家具を 軽量化する事ができ、家具の天板、側板、棚板などに よく使われる。

 工場ラインでの多量生産に向いている為、比較的に安価に生産ができる。
 組立家具はほとんどがこの構造になっている。

 表面材にはプリント化粧シートや突板が使用される。

 中空の構造であるため、上から掛かる重量には弱い。

▼【フラッシュ構造合板 (ハニカムコア)】

 基本的にはフラッシュ構造合板 と同じだが、弱点である上から掛かる重量、力に対するの弱さを補う為に、蜂の巣状のハニカム構造の厚紙、樹脂を中空部分に詰めてある。

 荷重に対する強度はかなり上がり、荷重に対する強さと軽量化の両立ができ、テレビ台の天板によく使用される。

 表面材には、やはりフラッシュ構造合板と同様にプリント化粧シートや突板が使用される。

▼【MDF(中質繊維板)】

 木片を細かく繊維状に砕いて接着剤を混ぜ、高圧力を掛けて固めたボード。
パーティクルボードより表面が緻密で滑らかで強度的にも勝っている。

 天然木にくらべ反り、狂いが少なく、表面の均一性が高く、加工し易くしかも安価で硬さがある。

 加工の自由度が高い為、家具によく使われる材質で、表面には塗装が施されたり、突板やプリント化粧シートを貼ったりして化粧処理する。

▼【パーティクルボード】

 木片を細かく砕いて接着剤で押し固めたボード。

 MDFよりも目が粗く、側面から見るとまるで“雷おこし”のような質感。
 天然木にくらべ反り、狂いが少なく、表面の均一性が高く、加工し易くしかも安価で硬さがある。
 テーブルの天板やフラッシュ構造の枠(心材)に使われたりする。

 通常、表面にはプリント化粧シートや突板などを貼って化粧処理し、縁部分にはポリエステル樹脂などの縁張り材を張って処理する事が多い。

 同じ質量の天然木、MDFよりも重量が重い。

▼【天然木集成材】

 乾燥させた十センチ前後幅の天然木の無垢材の板を接着剤にて継ぎ合わせて一枚の板に仕上げた材質。

 接合部分は殆ど目立たないが、木目のパターンの変化で継ぎ目があることが判断できる。

 中には接合部が不自然にならないように木目のパターンを自然な感じに仕上げているものもある。

 木目の向きを互い違いにつなぎ合わせる事で反りが発生しにくく均一性のある板に仕上がるメリットがある。

 無垢材よりも端材として処分される部分が少ない為自然環境保護の面では無垢材より良いとも言える。

 又、無駄になる部分が少ない分、無垢材よりは安価な事は大きなメリット。

 よほどの国産高級家具であるか、小さな部品で無い限り天然木製として販売されている家具の材質には集成材が使われている事がほとんど。

▼【天然木無垢材】

 天然木の一枚板から必要サイズに切り出された材質。

 集成材のように継ぎ目が無いので見た目も美しく、高級感家具に使用される。

 切り出された木材に含まれる水分を十分に自然、又は人工的に乾燥させる必要があり、家具の材料として手間、長い時間が必要になるため、高価になりがち。
 乾燥が不十分だと反りやすいリスクがある。
 又、綺麗な部分、反りの無い部分しか木材として使えず、端材として処分されてしまう部分が多く、その面でも集成材より価格的に高くなってしまう。

 最近では家具の小売店で集成材も無垢材として販売しているところがありますので、本物の無垢にこだわる方は店舗によく確認されることをお奨めします。

(当店では無垢材と集成材を区別して表示しております。)

▼【プライウッド(積層合板)】

 薄い天然木の板を何枚も重ねて接着剤で張り合わせた材質。
 張り合わせる板同士の木目の方向を順に90度換えて重ねる事で反りや狂いを殆ど抑える事ができ、均一性の高い材質である。

 ホームセンターなどで売っているベニヤ板もこの構造だが、表面の板に木目が綺麗なランクの高い天然木の板を使用して側面の部分を磨いて処理したものが比較的高価な家具にもよく使われている。

 断面の張り合わせた木の層がたいへん美しく家具のデザインのポイントとして利用される事も多い。

 熱を加えて型に押し当て曲面加工を施すことができデザイン的にも自由度が高い。

 人気のある北欧家具や、デザイナーチェアにもこの材質を使ったものがよく見受けられる。

家具の表面材

▼【プリント化粧シート】

紙の上に色んな色や、木目を印刷した化粧シート。
表面にはコーティングが施されているために紙と言えども結構強い。

ただ、塗装や樹脂製の表面材に比べると強度がかなり落ちるのは否めず、セロハンテープなどを長い時間貼ると剥がれてしまうので注意が必要。

安価な家具や組立家具の表面材として、又、少し高めの家具でも側板や、裏板にはプリント化粧紙を使用してコストダウンをはかっているものも沢山ある。

ネットショップでは天然木製としてうたっているが前面だけが天然木で側面、天板がプリントである事も多いので天然素材にこだわる方はよく確認をした方が良い。

最近のプリント化粧紙は結構リアルで、プロが見てもぱっと見たところ天然木の質感とほとんど変わらないようなものもある。

▼【EBコートシート】

電子線硬化樹脂をプリント化粧紙の表面にコーティング、したもので分子配列・分子結合が極めて強固。

耐久性、耐磨耗性、耐水性、耐擦傷性、耐汚染性に優れ、色褪せがおこりにくという優れた特性を持つ化粧シート。

油汚れも乾拭きで簡単に落ちる為、食器棚、レンジ台などのキッチン収納家具の素材としてよく使われている。

只、表面の強度は強く摩擦による小さな傷は付きにくいが素材が薄い為にとがったもので引っかいたりすれば傷が付き、下の生地が露出してしまうので注意を要する。

▼【強化プリント化粧シート】

特殊な盛り上げ印刷方法で見る角度によって微妙に変化する色・柄など、天然木に近い質感を持つ木目調のパターンを実現した、化粧紙の一種。

天然木の導管も立体的にリアルに表現されている。

プロの目でも天然木と 区別が付きにくいほど。

耐久性、耐磨耗性、耐水性、耐擦傷性、耐汚染性に優れ、色褪せがおこりにくという優れた特性を持つ化粧シート。

只、表面の強度は強く摩擦による小さな傷は付きにくいが素材が薄い為にとがったもので引っかいたりすれば傷が付き、下の生地が露出してしまうので注意を要する。

デルナチュレという商標のシートが最近よく使われている。

▼【ポリエステル化粧シート】

絵柄を印刷したチタン紙にポリエステル樹脂を塗布成型、又は、高温、高圧プレスで作成したシート。

鏡面のツヤを出したタイプや、木の風合いをリアルに表現するエンボス(凹凸)加工を施したタイプもある。

耐久性、耐水性、耐熱性、耐薬品性、耐汚染性に極めて優れた特性がある。

▼【オレフィンシート】

燃やしてもダイオキシンなどの有害物質が発生しない、環境に配慮したエチレン系炭化水素の重合体(ポリオレフィン)を使用した化粧シートの総称。

材質としてポリプロピレンやポリエチレンが代表的。

ピアノ塗装のようにツヤが美しい光沢のシートや木目の質感をリアルに再現したシートなど色んなタイプのシートがある。

耐久性、耐水性、耐熱性、耐薬品性、耐汚染性に極めて優れた特性がある。

▼【メラミン化粧シート】

ポリエステル化粧板の一種で プリントされた化粧版と厚みを持たせるためのボール紙のようなコアと貼り合わせたものにフェノール樹脂を含浸させ、熱圧着し、 板状にしたもの。

表面は光沢を持ち耐水性、耐候性、耐磨耗性、耐薬品性に極めて優れている。

▼【ダップ樹脂化粧板】

「ダップ」とは、「ジアリルフタレート」の略でメラミン樹脂と似た樹脂材料。印刷紙(チタン紙)をこの樹脂に浸け、鏡面板をあて、熱圧加熱し硬めて板状にしたもの。

表面は光沢を持ち、耐水性、耐候性、耐磨耗性、耐薬品性に極めて優れている。

▼【塩ビシート】

ポリ塩化ビニールシートの表面に化粧プリント印刷したもの。

耐久性、耐水性、耐熱性、耐汚染性に 極めて優れた特性がある。

耐久性の良さからデスクやテーブルの天板によく使われていたが、燃やすと有害物質が発生する為、エコロジーの面から、家具にあまり使用されないようになってきている。

▼【突き板】

木材をダイコンのカツラ剥きのように薄くスライスしたもので、MDFやフラッシュ構造合板の 表面材として使われる。

縁部分にも突き板がキレイに貼ってあれば見た目は完全に天然木!

天板に無垢材や集成材を使用するとかなりの重量になってしまうが、突き板をフラッシュ構造合板に貼り付けることで天然木の風合いの良さと、軽量化の両立ができるため、高級家具にもよく使われている。

最近人気の北欧家具にもフラッシュ構造合板に突き板を貼った仕様のものが多く見られる。

最近は種類によっては木材が貴重になってきているので自然環境保護の面でも現在の社会情勢にあった材質といえるように思える。

家具の塗装

▼【ラッカー塗装】

セルロイドの原料であるニトロセルローズを主成分とした塗料を使用。

塗膜が薄い為木の質感を生かした仕上げにするのに適している。

速乾性に優れている。
塗膜の硬度、耐摩耗性は適度にあるが、他の塗装よりは劣る。

耐候性、耐水性、耐熱性には劣り、熱いナベや水がついた食器などを長い時間乗せると白く変色する事があるので、使用上注意を要する。

▼【アミノアルキド塗装】

アミノ樹脂とアルキド樹脂を混合した塗料を使用。

塗膜の硬度、耐熱性、耐水性、耐摩耗性、 耐油性が適度にあるが、ラッカー塗装を除く、他の塗装に比べて劣る。

耐水性、耐熱性の面ではラッカー塗装より優れているが耐候性の面ではラッカー塗装より劣る。

溶剤に有機溶剤、ホルマリンを使用するので乾燥が不十分だと健康に良くない。

▼【ポリウレタン塗装】

ポリイソシアネートとポリエステルとの付加反応を応用した塗料を使用。

塗膜が非常に硬い。

光沢があるグロス仕上げに向く。

耐熱性、耐水性、耐摩耗性、 耐油性、耐候性、密着性に非常に優れている。

▼【UV塗装】

紫外線硬化樹脂塗料を使用。

紫外線を照射することで硬化し、極めて硬い塗膜が得られる。

耐熱性、耐水性、耐摩耗性、 耐油性、耐候性、密着性に極めて優れている。

有害物質が一切発生せず、健康にも環境にもたいへん良い塗装。

▼【ポリエステル樹脂塗装】

ポリエステル樹脂を主成分とした塗料を使用。

厚塗りができ、光沢があるグロス仕上げに向く。

耐熱性、耐水性、耐摩耗性、 耐油性、耐候性にたいへん優れている。

付着性や衝撃性は 若干弱く、強い衝撃を与えると割れる事がある。

ピアノなどにも使われる。

▼【エナメル塗装】

不透明顔料着色剤を使用した塗装。

下地を完全に隠す塗装で、MDFなどにカラー塗装を施す時使われる事が多い。

塗装を厚塗りして磨き加工をする事で美しい光沢仕上げにすることもできる。

耐熱性、耐水性、耐摩耗性、 耐油性、耐候性、密着性に大変優れている。

▼【オイルステイン塗装】

油性の染料をボイル油、乾性油に溶かした半透明の塗料。

木材保護と紫外線保護効果を発揮する。

木材に浸透し塗膜を形成しないので木の風合い、木目を際立たせる仕上げに適する。

若干の耐水性はあるが、塗膜を形成しない為、耐摩耗性、耐熱性などの降下は得られない。

定期的にオイルを塗るなど、メンテナンスする必要がある。

▼【焼付粉体塗装】

有機溶剤や水などの溶媒を用いず、粉末状(固体)の塗料を空気中に飛散させし、付着させ熱で溶融させる塗装。

塗装膜厚が厚く塗膜が頑丈なため、耐摩耗性、耐久性、耐候性に優れている。

家具ではロートアイアンなどの金属部分に使われる。

家具のクッション材

▼【ボンネルコイル】

 鼓型のコイルスプリングを鋼線でつなげ合わせたもの。

マットレスやソファに使用する場合、フェルトやウレタン等でスプリングを覆っている。

 人間が座ったり寝たりした時には連結されたコイルが同調して沈み込み、体重を面でささえる状態になる。

 コイルの数、径によりクッション性が変わってくる。

 ソファでコイルスプリングが使われているタイプは比較的高級なものが多い。

▼【ポケットコイル】

 ボンネルコイルをそれぞれ不織布で包んで隣り合わせたコイルが同調せず、独立して沈み込むように作られたスプリングコイルの一種。

 体重を面ではなく、点で支える為、体のラインに反って沈み込むので座った時、寝たときに姿勢が崩れず、理想的な座り心地、寝心地が得られる。

 このマットレスを使い二人で隣り合わせて寝る場合、一人が寝返りを打っても振動が隣に伝わりにくいのも長所。

 コイル数も通常のボンネルコイルの2倍以上多い。

▼【S字スプリング】

 何本ものS型のワイヤーを張ったスプリングで、隣り合うS型ワイヤーを フックで 連結させて固定している。

 ソファでは比較的に安価なソファで使用される。

 耐久性、快適性はコイルスプリングに比べると劣る。

▼【ウェービングテープ】

 ウェービングテープとは、糸をまいた細いゴムを編んだもので、耐久性は比較的強く、使用中切れるような事は無い。

 ソファの座面や背もたれのクッション材として使用される。

 ゴムの弾力で衝撃を吸収する。スプリングにくらべると、弾力性や耐久性、快適性は劣る。

 座り心地は柔らかくトランポリンのような感じ。

 スプリングとウェービングテープを併用したソファもある。

▼【ウレタンフォーム】

 ポリウレタン樹脂を主成分とし、発泡させたスポンジ状のもので食器洗い用のスポンジたわしもウレタンフォームでできている。

 家具ではチェアやソファ、マットレスなどのクッション材として使用される。

 気泡の大きさ、密度によって硬さが変わり、ソファなどでは色んな硬さのウレタンを何層にも重ねて使われる事もある。

▼【チップウレタン】

 チップウレタンとは、通常のウレタンを粉砕して圧縮加工したもので、通常のウレタンより硬く、弾力と耐久性にすぐれている。

 ソファなどでは通常のウレタンとチップウレタンを何層か重ねて互いの欠点を補い、長所を生かす形でクッション材として使用されることが多い。

▼【低反発ウレタン】

 荷重が加わるとゆっくりと沈み、やがて静かに復元していく特殊なウレタン。

 医療介護用品としても利用される。

 マットレスや枕のクッション材として使用する事でこのスローリカバリー効果により、 人への負担を軽減し体重と重力のバランスをとり理想的な姿勢を保つ。

 ソファのクッション材として利用されることも多いが座った時、ヒップの形状のままゆっくりと沈み込む。

 ただ、低反発ウレタンの層が薄かったり、密度があまり無かったりする粗悪品だと大した効果は無くかえって底着き感があり、かえって不快である事もあるので要注意。

▼【高反発ウレタン】

 高密度のウレタンで反発力が高い。
 低反発ウレタンが沈み込み過ぎるのに対し沈み込んだ後一定のところでストップし、元に戻ろうとする力が強い。
 マットレスなどに使用した場合沈みこみすぎずないので、腰などの負担が軽減できる。

 また、低反発ウレタンに比べて通気性にも優れている。

 温度によって硬質変化が生じにくく、暑くても寒くてもその硬さはほぼ一定を保つ。

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